X-Pro2の動体撮影の実力やいかに。八景島シーパラダイス編 その1

躍動するするイルカたちを追って連写を試す。

前回の江ノ島水族館でもイルカショーを撮っていたんだけど、場所が遠くてレンズの距離が足らなかったのと、高感度の撮影ももう少し上まで試したかったので、同じシチュエーションではありますが今度は八景島シーパラダイスに行ってきました。

X-Pro2は動体撮影に向いているのか。

自分があまり普段は連写で追うような撮り方をしないということもあり、動体撮影はやっぱり難しい。それも踏まえつつ、X- Pro2の動体撮影はどうなのか。結論から言えば、「使用レンズによって大きく異なる」のではないかと思う。現状僕がこういったシチュエーションで使えるのはXF56mm fi.2Rしかないので断言が出来ないのだけど、まずは実際に撮った写真を掲載。今回はシャッタースピード優先で1/4000に設定した。それ以上に設定するとマイナス補正がオートで入ってしまったのは露出アンダーになる警告と同じなのかな。ISOと絞りはAUTOで。動態撮影も高感度の実力が問われるので「X-Pro2の高感度撮影の実力やいかに。江ノ島水族館・水槽編」と合わせて参考になれば。

基本設定 AF-C + ゾーン / SS 1/4000 /絞り AUTO / ISO AUTO /

 

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影01

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2 / SS:1/4000 / ISO4000 / WB:AUTO / AF-C

ドッドッタッ、ドッドッタッ、とQEENのWe will rock youにのってセイウチくんが登場。もうちょっと寄った構図にしたいけど。SSを1/4000まで上げると、ISOもかなり上がっちゃうね。ちょっと天候も暗かったし。

 

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影02

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2.8 / SS:1/4000 / ISO10000 / WB:AUTO / AF-C / トリミング

アシカくん。つるっとした肌の質感が見せたいところだけど焦点距離が足らず。

 

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影03

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2.8 / SS:1/4000 / ISO6400 / WB:AUTO / AF-C / トリミング

ビシッ!

 

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影04

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2.8 / SS:1/4000 / ISO10000 / WB:AUTO / AF-C / トリミング

ジンベエザメの七海(ナナミ)ちゃんも。デカイデカイと言われて乙女心が傷つかないだろうか。大きいのでゆっくりに見えるけど、泳ぐスピードは結構速いので、シャッタースピードは出来るだけ速く設定しないと止まらない。止まっていない絵も良くないし、ISOが上がり過ぎて劣化するのも良くないからその妥協点が問題。

 

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影05

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2.8 / SS:1/4000 / ISO10000 / WB:AUTO / AF-C / トリミング

人気者の白イルカくんとおねいさん。この愛嬌ある顔に激萌え。

 

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影06

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2.8 / SS:1/4000 / ISO10000 / WB:AUTO / AF-C / トリミング

この一連の連写は良く中央で追えていた。でも途中1〜2枚ピン抜けあり。

 

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影07

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2.8 / SS:1/4000 / ISO12800 / WB:AUTO / AF-C / トリミング

ばふぅぅっ!顔を見てるだけで笑っちゃうよ。愛くるしい!

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影08

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2.8 / SS:1/4000 / ISO8000 / WB:AUTO / AF-C / トリミング

あえてカマイルカのスケール感が出る感じで。ミサイルみたい。続いては連続で。

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影10

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影11

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影12

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影13

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影14

八景島シーパラダイスX-Pro2撮影15

FUJIFILM X-Pro2+XF56mm F1.2R / f2.8 / SS:1/4000 / ISO6400 / WB:AUTO / AF-C /

ピン抜けもなく、いい感じ。こういう複数の動体を撮るシチュエーションだとAFモードをゾーンではなくワイドトラッキングにした方がいいかもしれない。まあ、ショーの構成をあらかじめ分かっていないと難しいけど。

 

動体撮影の感想

まず、今回の撮影レンズが56mm f1.2Rということで、レンズがLM(リニアモーター)搭載ではないために動体を連写する場合の最高の組み合わせではないということを考えると結果はまずまずかと。半屋外なので光自体は水族館より多いこともあってか、水槽の魚を撮るのと比べるとかなりましだった。だけど、LM搭載レンズであればAFのスピードと食いつきがさらに良くなるはずなので感触はかなり違うかもしれない。当たり前だけど動き物をメインで撮るならぜひLM搭載レンズを。

ファインダーはやはり連写の場合はEVFだと辛い感じ。かなり画像がコマ送り状態になるので結構見えにくい。OVFだと(レンジファインダーなので)シャッター切っていてもその間ブラックアウトはしないから、僕はOVFの方が使いやすかった。ピントの確認はどのみち連写中にはできないし、細かく絵作りするわけでもないから今後は連写時はOVFを使おう。ただし、長いレンズはOVFに映り込んでしまうのでEVF一択ですよ。

 

とりあえず、今回はここまで。それでは、また!

 

 

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