X-Pro2から追加されたフィルムシミュレーションACROSモード。
FUJIFILMのカメラの特徴でもあるフィルムシミュレーション機能。その中でもX-Pro2に追加されたACROSモードは
”世界最高の粒状性”と賞賛されたACROSらしい”微細な表現”ができること。次に、モノクロフィルムで撮り印画紙に焼いたような、”重厚な質感”を表現していること。
というメーカーのこだわりによってチューニングされている。今回はこの機能を使って撮った横浜でのスナップを仕上がりの参考にしていただきたい。全てACROSモードでのモノクロ撮影、レンズもXF23mm 1本で通した。
●基本設定 FUJIFILM X-Pro2+XF23mm F1.4R | AF:AF-S | SS:AUTO | ISO:AUTO | EVF | ACROS
f5 | SS:1/1300 | ISO5000 | トリミング
ジャク・ターというオリジナルカクテルを生み出した老舗のBAR Windjammer。知人のバーテンダーいわく、レシピをまねされて広がっていくことはバーテン冥利につきるという。ACROSモードでは高感度で撮る事で粒状感が増し、増感現像のような効果を出せるらしい。早速試す。
f5 | SS:1/640 | ISO5000
ぴったり似合う帽子を選ぶのに困るね。
f5 | SS:1/680 | ISO5000 | トリミング
2Fにはキャプテンがどっかり腰をおろしている。こちらもBARだとか。1Fは中華やエスニックの食材のお店。
f5.6 | SS:1/125 | ISO200
ここからはISOを通常に戻して。WEB用に縮めてしまうとISO設定による粒状感の差はあまり感じられないが、等倍で見たりプリントでは違いが良く分かる。個人的には増感効果のあるものが好き。
f5.6 | SS:1/70 | ISO200 | トリミング
待ち合わせのご様子。目立つようにしていらしたからか目にとまった。
f5.6 | SS:1/60 | ISO200
フカヒレマン?やはりマッチョは女性と子供にモテるのだ。
f5.6 | SS:1/60 | ISO640
マネキンとお面と外国の少女と。
f5.6 | SS:1/2200 | ISO200
強い逆光だがゴースト・フレア共によく抑えられているのでは。
f5.6 | SS:1/680 | ISO200 | トリミング
龍には広い空がないと。横浜だと少しせまいかも。
f5.6 | SS:1/450 | ISO200
フツーのマッチ¥100。いろんなデザインが楽しい。今度はいくつか買って帰ろう。
f5.6 | SS:1/60 | ISO640
少し高いけど、外国のたばこがたくさん。パッケージを見ているだけで飽きない。
f5.6 | SS:1/60 | ISO500 | トリミング
キセルと葉巻。おいらんと革命家。遊興と興国。女と男。
f5.6 | SS:1/60 | ISO200 | トリミング
散髪屋さんのサインポールを見るとほっとする。子供の頃は刈り上げられるのが嫌だったのに。
f5.6 | SS:1/400 | ISO200 | トリミング
持ち物からすると遠足なのかな?下校の時間じゃなかったから。
f5.6 | SS:1/640 | ISO200
室外機のかたまり。熱気が溜まって効率は悪そうだけど。
f5.6 | SS:1/180 | ISO200 | トリミング
大きくて大人しくて優しそうなジョビン君からのお願い「僕の写真を撮った人はネパール大震災の募金をお願いね!!」と首にかけられているの戻ってから気付いてしまった。ちょっと心が痛む。次回は必ず。
f5.6 | SS:1/850 | ISO200
路地の密集感が好き。電線、提灯、看板なんかがごちゃごちゃあって、生活感があって、生命感があって。
f5.6 | SS:1/60 | ISO250 | トリミング
トリさん達よ、おいしくいただきます。誰かがきっと。
以上、ACROSモードで撮る横浜スナップ中華街編でした。やっぱりモノクロは楽しい。あたりまえの風景から色を抜き取ることで少し違った世界に見える。派手な色彩の中華街だけど、曇天ということもあり思い切ってモノクロで通した。フィルムシミュレーションBKTを使えば、モノクロもカラーも同時に撮れるけど、何か自分の気持ちにはBKTがないというか、モノクロで撮ると決めないと散漫になりそうな気がしたから使わなかった。フィルムシミュレーションのACROSモードに注目している方の参考になれば。
次回は中華街を抜けて海から丘へ、引き続き横浜スナップ。
それではまた次回!