オススメ三脚・雲台・クイックシュー。これだけあれば大抵イケるセット。

  • HOME
  • BLOG
  • ITEM
  • オススメ三脚・雲台・クイックシュー。これだけあれば大抵イケるセット。

個人的に使っている三脚と雲台をご紹介。

Velbon 三脚 Geo Carmagne N645 III 画像

ストリートスナップだとあんまり三脚は使わないかもしれないけど、いろんなシチュエーションで写真を撮るということを考えると、やっぱりまともな三脚を一つは持っておきたいもの。

とはいえ、三脚もいろいろ種類があるから、初めての一本や次の一本をどれにするか迷っている人がいたら、ぜひオススメしたいセットを今回はご紹介。使っているカメラによっても違うので、「ミラーレス」or「中型一眼レフ」「標準ズーム」「しっかりめの三脚」「いいものにはそれなりにお金を払う覚悟あり」の人向けというしばりでいきます。

で、極私的結論から言うと

Velbon Geo Carmagne N645 III(三脚:脚のみ) + Velbon PHD-61(雲台) + Velbon QRA-635LII(クイックシュー)がオススメ。操作感良く質感も高いよ!(※あくまで個人的意見ですのでね)

 

三脚の場合、1)カメラ+レンズとのバランス(耐荷重)、2)重量、3)素材、4)段数(サイズ)、5)脚を止める方式などが比較検討検討する部分なので、それぞれについて以下に簡単な説明を。

1)搭載質量
搭載質量は、どれくらいの重さまで耐えられるかという基準だけど、これは統一された規格によって判断されたものではなく、各メーカーによって判断基準が異なっていて記載のされ方もマチマチ。脚と雲台の組み合わせでも変わってしまう。ミラーレス+標準ズームなら「3kg」でも大体はいけるけど「4〜5kg」の方が安心。中型だと「脚径28mm」を基準に考えるとメーカーが違ってもその三脚のクラスが分かるよ。

2)重量
三脚自体の重量は3)の素材にもよるんだけど、軽いほうが持ち出しやすいし、その分安定感が損なわれる。電車移動か車移動かなどによって許容範囲を考えよう。電車移動ならできるだけ軽い方がいいし、他の機材も持つことを考えると個人的には2kgそこそこくらいがいいかな。軽い三脚でもストーンバッグやカメラバッグをひっかけるなどで安定するからね。

3)素材
カーボンかアルミかという選択で、アルミの方が値段が安くて重い、カーボンの方が高い分軽い。あと、カーボンの方が振動吸収性が良いので振動が収まりやすくブレにくいということも。ロードバイクなども振動吸収性がいいのでカーボンフレームが主流になってる。なので、できればカーボンを選びたい。

4)段数
3段か4段か。3段の方がセットの手間が1段分少なく足も太いので安定感には勝る。4段はセットの手間、安定感は劣るけどコンパクトなので収納長が短くなり携帯性が良くなる。ここは個人の使い方で選択しよう。僕は携帯性重視の4段をチョイス。4段だと大きめのバックパックに入ったりする(N645IIIは縮長570mm)。

5)ナットロック or レバーロック(脚を止める方式)
脚の止め方には主に「ナットロック」と「レバーロック」という2種類の方式がある(※他にもあるけど割愛)。ナットロックはパイプの継ぎ目を捻って止める方式。レバーロックは継ぎ目のレバーをパチンと止めることで固定する方式。これも好みだけど、レバーロックは使い込んでいくうちにレバーが緩くなってくる場合があって、調整が必要になる可能性がある。ただし、ちゃんと止まっているかどうかを目視できるので、閉め忘れて倒れちゃうことは少ないかも。逆にナットロックは見た目ではちゃんと閉まっているかどうか分からない。4段(脚)の3つのナットロックならまとめて緩められるので、僕はナットロック派。3段(脚)ならレバーロックでもいい。

三脚ナットロック

ナットロック

三脚レバーロック

レバーロック

続いて雲台について。

6)自由雲台 or 3WAY
自由雲台はボールヘッドを1箇所のネジで止める方式。かさばらないのでトラベル用などにはこちらがオススメ。一脚に取り付けてネジを緩めながら動きものに使うこともできる。3WAY雲台は前後、左右の角度と向きをそれぞれ調整できるので、細かい調整が必要ならこちら。僕は仕事でも使うので3WAY。あと、3WAYの固定方式でコマ止め(締め)式と割り締め式っていうのがあって、割り締め式はねじ込むと少し構図が動いてしまうけど、コマ止め式の方が軽い力でピタッと止まる。一度コマ止め式を使ったら戻れないよ。

Velbon 三脚 3WAY雲台

3WAY 雲台(コマ止め式)

Velbon 一脚 自由雲台

一脚+自由雲台

7)クイックシュー付きか否か
雲台とクイックシューが一体化しているタイプか、別体式かというチョイスも。最近はクイックシューと一体化しているものが多いんだけど、メーカーによってシューの規格が異なったりするので、複数のメーカーを使っている場合(または将来的に使う場合)はいろいろ面倒臭くなる。プレートを忘れたり、無くしたり、間違って持っていったりすると全く使えなくなるという危険もあるから、僕は最悪クイックシューを外してカメラを直付けできるようにクイックシュー無しのタイプに後付けして使ってる。6)のコマ止め式のことも踏まえて、Velbon Geo Carmagne N645 IIIは「脚」だけを購入し、Velbon PHD-61(雲台)を別に購入してこの組み合わせにしてる。これだと、アルカスイス規格のベースなどにも変更できるのでメーカーにしばられない。(※ページの最初にあるVelbon Geo Carmagne N645 IIIの商品バナーはクイックシュータイプの雲台付きだから注意して!)

Velbon 三脚+クイックシューベース「Velbon Geo Carmagne N645 III」+「Velbon PHD-61」

8)縦位置ブラケット
三脚の中心軸からずらさず縦位置に変更できるL型の縦位置ブラケット「Velbon BR-Qも結構便利。カメラがちょっと重くなるので、スナップ中心、ちょっとだけ三脚な感じだったらいらいないかな。テーブルフォトやポートレートで三脚使うならありかも。

Velbon L型ブラケット BR-Q 画像
Velbon L型ブラケット BR-Q 画像

FUJIFILM X-H1 + Velbon Geo Carmagne N645 III + PHD-61
Velbon Geo Carmagne N645 III + PHD-61
三脚も写真に撮ってみると、メカっぽくてなかなかカッコいいよね。
 

まとめ
僕はベルボン派なので、今回このセットをオススメしたけど、他メーカーでも同じクラスのラインナップは各社充実しているので、各項目を参考にして自分の用途に合わせてチョイスしてもらえれば。このセットで大体はカバーできるはず。自分で使っててもすごくバランス良いので紹介してみたよ。これから三脚買おうと思ってる方や買い替え検討中の方の参考になれば。ではまた!